みどりフェスタ20122012-05-04 02時46分03秒

4月29日”みどりの日”に新宿御苑で環境省主唱の
「みどりフェスタ」が開催されました。

各地の国立公園の自然紹介パネル展示やクラフト体験など、
自然とのふれあいや生物多様性保全の大切さを感じる
イベントになっていました。

その中で、JTEFがイリオモテヤマネコ保護活動でお世話に
なっている竹富町がブースを出しました。
美しい島と海のポスターが目を惹きます。




今回初めての出展との事でしたが、やはり八重山の
豊かな自然を守ることの大切さを伝える内容が主で、
その中でもイリオモテヤマネコについてのポスターが
大半を占めていました。
そのポスターの中に、JTEFのポスターも貼って頂いて
いました。ありがとうございます!(右上と左下)



ヤマパトのポスターの下にあるクジャク問題もそうですが、
本来の生態系のバランスは開発だけではなく、外来種の
生き物達によっても崩されてしまいます。

竹富町のクジャクは小浜島のリゾートが観賞用に飼育していた
インドクジャクが逃げ出し、野生化して他の島に飛んだものです。
石垣島や黒島、新城島、遠くは宮古島でも野生化繁殖し、
野良クジャクとなり害鳥となっています。
体も大きいので茂みから突然飛び出して来るとビビります。

八重山にしか生息しない貴重なトカゲやヘビなどを捕食し、
その数が激減、生態系のバランスを崩す要因となっています。
今のところ西表島には飛来していないようですが、
もし飛来して来たら、ヤマネコのエサとなるトカゲ・ヘビが減り、
またネコの数を減らす一因となりかねません。

西表島の港では靴底に付着した泥や菌を落とすための
消毒マットが敷かれています。
主な目的はカエルに感染するツボカビを落とすことです。
西表には島固有の貴重なカエルが多く生息していて、
ヤマネコのエサにもなっています。
そのカエルがツボカビに感染して死ねば、種の激減は
もとより、ヤマネコの生息にも影響が出ます。
イリオモテヤマネコにとっては、交通事故やカビを持ち込む
私たち人間が外来生物なんでしょうね・・・。


自然を古来のままの状態で保つことは難しいですが、
人の手で防ぎ、守れることは実施していくしかありません。

竹富町の八重山諸島は美しい島々ばかりです。
しかし、裏では台湾や韓国からの漂着ゴミ問題や
リゾートや農地開発など一般の観光客の目には
入らない問題も山積しているのも事実です。



美しさは海や山そのものと、そこに棲む生き物や植物で
成り立っています。
一度行った場所が次に訪れた時も変わらず美しいまま
だったら嬉しいですよね。逆に壊されていたら悲しいです。

竹富町は一度行ったら病みつきになり、
またここに戻って来よう、その時もまた美しい島でいてほしい。
そんな気持ちにさせてくれる素敵な島です。

皆さんも是非一度訪れて、島の自然と人々と触れ合って
何が大切なのか、感じて来てみてはいかがでしょうか♪

スタッフM

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://yuitshirt.asablo.jp/blog/2012/05/04/6433914/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。